『令和維新』宣言

表紙

 今日、世界は中国発コロナウィルスの猛威のもと、大混乱に見舞われている。

 一方、国際情勢を見れば、米中対立は深刻の度を加え、一触即発の危機に瀕している。さらには国際共産主義勢力や、グローバリズム及びその他の勢力による工作により、民主主義も衰退の一途を辿りつつある。

 ひるがえって日本はどうか? 一時は世界第二位の経済大国を誇ったが、今や人口減少や高齢化、経済停滞等により衰退の道を辿りつつある。しかし、日本衰退の真の原因は、これらの外的な要因にあるのではなく、根本的な要因は、戦後七十六年間にわたって失われてきた、日本精神の喪失によるものである。これは内外の共産主義勢力や、その他の悪徳勢力による絶え間なき侵略活動の結果である。

 このような状況で日本を再建する道は、最早時代遅れの民主主義ではなく、天を中心とした天民主義によらなければ道はない。天民主義を基礎として日本再興を目指すのが『令和維新』である。これは日本史にある「大化の改新」(六四六年)、日本近代化を成し遂げた「明治維新」(一八六八年)に続く第三の維新と位置付け、日本再興の最後の道であると考える。『令和維新』は左記を中心目標と定める。

  • 一、尊皇愛国
  • 一、反共救国
  • 一、保守団結
  • 一、国際連帯

 このような旗印のもと、我々愛国の勇士が結集し、自由国民連合を発足させた。我々は、この運動を活発に展開することによって、日本と世界の平和と自由、繁栄と幸福のため献身的努力を尽くすことをここに誓い、高らかに宣言する。

令和三年四月二十八日
自由国民連合


尊皇愛国

  • 一、尊皇愛国を柱とし、保守勢力の大同団結で強い日本を建設します。
  • 一、日本の弱体化を狙う反日左翼勢力に対し、敢然と闘いこれを克服します。
  • 一、自由と民主主義を守る主要各国と協調し、世界の平和と繁栄に貢献します。

自由国民連合の主な活動計画

  1. GHQの影響を排除し、国体・皇室の伝統(男系による皇位継承など)を堅持する世論の喚起。
  2. 憲法改正・自主憲法制定の実現。
  3. スパイ防止法(知財保護法)の制定。
  4. 北方領土返還、竹島奪還、尖閣諸島の死守防衛。
  5. 台湾関係法を制定し、台湾を絶対死守。
  6. 日本における防衛力を強化し、その為の軍事的、法的整備の推進。
  7. 中国共産党によるウイグル、チベット、南モンゴル、香港における少数民族への差別、弾圧、虐殺、臓器収奪などの人権問題の解消。
  8. 沖縄県を始めとし、戦略的重要自治体における選挙への積極的な応援。
  9. 日・米・台・豪・印・英と共に海洋秩序と自由貿易体制を堅持し、世界の安全保障に寄与。
  10. 真実を正しく国民に伝えるメディアの正道を求める。
  11. 百年の大計を図る人材を育てる教育を目指す。
  12. 外国人の公務員就職への規制条項を設ける。
  13. 「慰安婦」問題、「徴用工」問題、南京「虐殺事件」等の歴史認識の誤謬を糺す。
  14. 中国共産党の打倒を目指す、中国の民主化運動に協力し連帯する。

『令和維新』の理念に関する解説

  1. 令和維新とは何か?
    • 1) 日本の敗戦後から今日まで76年間、現憲法のもと反日左翼と反日国家による破壊工作の結果、日本は崩壊の危機に瀕している。これに対して日本を政治・経済・社会等全ての面において、真の自立自尊の日本を再建するための革新的活動の全てを総称して『令和維新』と称する。
    • 2) 明治維新が日本を封建社会から近代社会に変革させた一連の全ての活動を称して「明治維新」と言うのと同じである。
    • 3) 令和維新の歴史的位置付け
      • ① 日本は646年、「大化の改新」によって天皇を中心とした律令体制を整え、国家として存在するようになった。
      • ② 明治維新は封建社会から近代社会へと変革することに成功。天皇を中心とした大日本帝国を出現させた。
      • ③ 大東亜戦争に敗戦することにより、大日本帝国は消滅したが、日本建国から敗戦まで、間違っていたのはほんの一部に過ぎず、日本の全てが間違っていた訳ではない。天が日本に与えた使命はまだ果たされてはいない。
      • ④ 誤った部分があればこれを糺し、天から与えられた本来の使命を全うするのが『令和維新』である。三度目の維新である令和維新は先の二つがそうであった様に天皇を中心になされなければならない。
  2. 天民主義について
    • 1) 天民主義とは聴き慣れない言葉であるが、既に二宮尊徳や吉田松陰が言及している。もちろん我々の意味する処と内容は異なっているが、先達である。二宮尊徳「それ農夫は天子の民なり。藩候の衰邑を余に託する所以は、天民を安んぜんと欲するなり」(二宮先生語録389)。
       これが尊徳の天民主義である。吉田松陰は「人君の天職は、天民を治むるにあり」としている。
    • 2) 天民主義の必要性
      • ① 今年(令和3年)1月1日の産経新聞のトップ記事、世界の民主主義によると、現在世界で純粋に民主主義国家と言えるのは、僅か34ヶ国しかない。世界では今や民主主義は消滅しつつあると書いていた。これ以外の国は共産主義や独裁主義、専制主義等の国家である。
      • ② 形骸化しつつある民主主義
        戦後、日本人は民主主義こそ最高の理念であると思い込んできたが、それは間違っている。
        明治維新で議会制が始まった時から日本は既に民主主義を取り入れていたのである。戦後、特に民主主義は衆愚化し、ポピュリズム化し、機能を喪失している。特に民主主義は共産主義が最も浸透し易い制度として 利用されてきた。中国の工作活動は日本・欧州・米国がターゲットとしてその典型的例である。日本で憲法改正・スパイ防止法等の必要な法制化が進まないのは全て、民主主義を悪用した反日左翼が民主主義を装って 反対しているからである。
      • ③ 天民主義と民主主義の相違点
        民主主義は、人間を中心とした政治思想であるが、天民主義は天=神仏を中心とした政治思想である。これは共産主義がマルクス・レーニン主義を中心とした政治制度に対し、天民主義は神・仏の教える人倫道徳を中心とした政治制度である。
        これが成立する前提条件は、無神論・唯物論は排除されるべきということである。人類文明の破壊と崩壊は全て唯物論的共産主義から発生している。その解決法は、国民が特定の宗教になる必要はなく、それぞれの宗教道徳観を持ちながら、少なくとも唯物論的共産主義思想は排除されるべきである。
      • ④ 国民全体が高い道徳倫理観を持たなくても、唯物共産主義と安っぽい人道主義を排除するだけで、国家は100%良くなる。
  3. 尊皇愛国
    • 1) 尊皇とは皇室を中心とした思想であるが、戦後教育を受けた者達は、戦前の特高や憲兵の監視下に置かれた暗いイメージを抱くかも知れないが、これは反日左翼により作られたプロパガンダイメージである。
      天皇の使命は、民を代表し、神へとりなしの祈りを捧げる大祭司である。その天皇を求心力の中心として、国民は強い国家を作ることができる。日本の台頭を恐れる国、米・露・中その他は、それ故日本の皇室を破壊することを狙ってきた。それには国民を愚民化し、思考停止させ、遠心力を拡大させ、日本を弱体化することを狙っている。
    • 2) 中国が短期間に強大になったのは、共産党に国民の求心力を集めることができたからである。習近平は中国共産党が選んだ人間である。それでもあれだけの国力の増強が可能だった。
    • 3) 日本の天皇は神が定め、それ以後2680年も万世一系で存続してきた世界唯一の国である。中国以上の求心力を集められないはずがない。世界はそれを恐れている。我々自由国民連合はそれを可能にし、日本を神が願う指導国家にしたいと願っている。